
3月20日(木・祝日)、鹿屋市更生保護女性会の皆さんが「米重さん家」に来て下さいました。
皆さん、「地域の母」であって、「ファミリーホーム」の事を知りたい…とお勉強熱心にわざわざ訪問してくださいました。心から「畏敬の念」を抱きます。
里親制度の事、大隅半島の社会的養護の実状(児童養護施設の事など)にも、明るい方々でした。
私はオープンな性格なので(?)、「お金のこと」にも、お尋ねになられたことには、お答えします。
皆さん、ファミリーホーム運営について「子ども達の食費や、その他諸々のお金はどうなっているの?」と問われたので、国から「委託費」が支給されること、里親よりもファミリーホームの方が一人当たりの単価は高いこと、その分、人員配置を手厚くしなくてはならないし、県への書類提出があることなどお伝えしました。
「お仕事みたいだね…」とのコメントに、「お仕事でもあり、『生き方』みたいな感じでもあります」と返した所、「昔の人々は、皆、職業人って、その様な心持だったと思うわよ。平坦な道ではないかもしれないけれど、頑張ってね、応援します…」と熱烈なエールを貰いました。
ちょっと、面白いエピソードがありますので、紹介します。
≪エピソード①≫
ホームを見学している途中で、寄贈ピアノを紹介しました。「ご縁があって、鹿児島市内のピアノ教室をしている釈迦堂先生から頂きました。NHKのテレビ(1月8日放送の新春スペシャルインタビュー)に出た甲斐があった…って思っています。」と紹介したら、マダムのお一人が「本当にそうね‼」と深く納得されていた姿が、とてもお茶目に写りました。
ありがとうNHK。マダムの皆さんから「とても良い放送だった」と褒めまくりました。
≪エピソード②≫
マダムのお一人から「クラウドファンディングは大変だった?(私もできるかしら?)」と問われたので、「メッチャ大変ですよ。でも、『出来ない』決まりはないです。クラファンを始めるのに(入口に立つのに)決まりはないです。」と力説しました。いくつになっても、新しいことにチャレンジしたいと思う気持ちを持つことが素敵です。
≪エピソード③≫
マダムのお一人が「今日は、北海道に来たような気持ちです」とコメントされたので、「ここ輝北町が寒いってことですか?(輝北町は山の中にあり、よく鹿児島県内の天気予報では『最低気温』の場所で出てくる)」と質問したら、「そうじゃなくて‼ 雄大な自然の中で、のびのびとお子さん方は遊んでおられて、御主人は薪割をしていて、家の中には薪ストーブがあって、家の天井も高くて、家は全部木で、もう、北海道に来た気分です~」と解説してもらいました。
団塊の世代の方々が定年退職されて、多くの方が田舎暮らしを求めている…そうです。
自然と共に生きる暮らしに『価値』を感じてもらえるのは、有難いことです。もっと、アピール方法を検討しようと思いました。
楽しい、視察訪問受け入れとなりました。鹿屋市更生保護女性会の皆さん、ありがとうございました。