「米重さん家」便り、8月号です。

8月になりました。毎日が暑いです。夏休み突入し、『給食が無い』ことを痛切に感じる長期休みです。
7月の夏休み期間中、こども達は元気にプール通いをしていました。

8月9日(土)には、九州里親大会の研修会が鹿児島市であります。その前後日にも研修などがあり、夏休みのイベント的な行事もあって、中々に忙しい8月の予定です。

今月のお知らせとして一番大きいのは、今後の予定について、です。
8月31日(日)まではこれまで通りに、ファミリーホームとしての看板を掲げて生活をします。
9月1日(月)以降のことが、今はちょっと分かりません。

2025年1月15日に開業して、半年が過ぎました。未委託が続いています。
無収入です。経済的に立ち行かなくなってきています。

メインバンクである日本政策金融公庫さんには、おそらく、他の人では「あり得ない」くらい、融資をしてもらっています。事業経験がなく、蓄えがない私に、未来を担う子供たちのために行いたい事業だから…との応援をしてもらっています。(借入金だけど)ありがたく受け取っています。

でも、このままこの生活を続けていくとが「できない」し、「良くない」です。
目の前にいる、我が子の養育があります。

クラファンをはじめ、本当に多くの人に沢山の支援をしてもらい、今があるのですが、「現状維持の未来」はありません。
委託が来て事業継続が可能となるか、「休止」して事業は継続する形をとるか…どちらかの選択になります。

「廃業」する予定は、今のところは無いです。思っていません。もし廃業せざる負えなくなったら、自己破産するしかないのですが、自己破産すれば里親要件からも外れます。(破産者は里親になれない)

私が経済的に裕福な人ではないので、問題が大きくなっています。

ファミリーホームを開業しても、直ぐに委託が来ないであろうことは、ある程度は覚悟していました。
未来がハッキリしない事柄だし、自分で「営業する」ような活動を「してはいけない」事業だからです。
ファミリーホームに児童が来るルートは、100%児童相談所です。「措置受託事務」です。
「利用」する人が自ら選んで「契約」をする…という流れは無いです。

※ホームページの絵本での解説が分かり易いので、見てください。
ファミリーホーム絵本

ファミリーホームの代表(=つまり私)には、専従者規定があって、他の事業所に勤めて賃金を貰うことが出来ません。開業して間もないころから、直轄所管でもある鹿児島県こども政策局子ども福祉課に「未委託であっても、この専従者規定は活きてくるのでしょうか?」と五月蠅がられるくらいに尋ねていました。
結果は、未委託であっても専従者規定は「ある」でした。
「専従者規定を外せるように何かなさりたいのであれば、『休止の届の申請』を行うように」との指導がありました。2025年4月の頃です。

もう一つの直轄所管、大隅児童相談所には、ほぼ毎月「県下4つの児童相談所へも委託児童の案内斡旋をして欲しい」とお願いしてきました。こちらも五月蠅がれています。
2025年6月までは「却下」されていました。7月末にやっと「検討する」→「8月1日に実行する」運びになりました。良いご縁があると良いな…と思います。

自分が児童福祉司をしていた頃、「委託児童を紹介してください」と言われる側にいた15年前、その様に来所される里親さんを五月蠅く思っていました。「現場は忙しい」(本当に忙しいし)「委託児童がいれば、斡旋する」「貴方に対応する時間を取られることで、業務が滞る…」そう思っていたことも、事実です。表に出してはいなかったつもりだけど…。
なので、今の児童相談所の対応は「仕方ない」「しょうがない」と思っています。

自分で出来る「模索」の1つとして、チラシを作りました。
鹿児島県下の市町村「子ども未来課」「こども家庭課」児童福祉系の係りに、チラシを置かせて欲しいとお願いして、そこそこにお返事があり、置かせてもらっています。
離島の市町村からは、高確率でお返事がありました。ありがたく思っています。

実は、クラファン支援者の中に宮崎県都城児童相談所にチラシを置かせてもらえるよう、協力しようと申し出て下さる方が居ました。とてもありがたい申し出で、その当時は鹿児島県下の児童相談所が中々にチラシ置かせてもらえない環境だったので、本当に涙が出ました。でも、お金の支払い関係の問題で「お断り」しました。

ファミリーホームは、最初の委託児童が来た後、半年間は満床定員分を請求できます。私は、ファミリーホーム開設届書類を鹿児島県に提出していて、鹿児島県は予算編成時に計上しています。当たり前ですが、宮崎県は無いです。でも、最初の委託児童が宮崎県から来た場合には、満床支払い請求先が宮崎県になるだろう…との鹿児島県こども政策局子ども福祉課からの返答を受けて、他県へのチラシ配布を諦めました。
誰かに迷惑をかけることは、出来るだけしたくはないからです。

鹿児島県下の3乳児院への配置も「お断り」されました。

8月9日(土)の九州里親会の鹿児島研修での配布も「却下」でした。

中々に、難しいし、厳しい現実です。

神様にお願いしています。善きご縁が近い未来で起こりますように…と。